魚拓
先輩:「うまいラーメン屋が近所にあるから俺んちで食わないか? おごるからさ。」
俺 :「いいですけど、近いならラーメン屋で食べましょうよ。家だと気つかうし」
先輩:「いいや、あそこは出前頼んで、すこし伸びたくらいがちょうどいいんだよ」
俺 :「そうですか。 ・・・? (なんか変)」
仕事を終えたとき・・・
俺 :「疲れたから今日は遠慮しときますわ」
先輩:「そうか、じゃまたな」
家まで送ったとき・・・
先輩:「ちょっと家に寄らないか。見せたいものがあるんだよ」
俺 :「・・・?」
先輩の家は新築でまだ4ヶ月。 ピッカピッカでまだいい香りが漂う
半ば強引に誘われ客間にご招待される。
どうこれ?といわんばかりに客間のど真ん前に魚拓が綺麗に飾ってある。
先輩:「どうこれ、すごいだろう」
そういう事か。。これが自慢したかったんだな。可愛い奴め。
どうりで変だと思ったよ。
ラーメン屋は明日出張の途中で立ち寄るつもり。